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スタッフブログ

二年間不作続き

2024-02-22
カテゴリ:食材について,わか松からのお知らせ
仕入れるのも大変でした

今日は山椒(さんしょ)について。

お好きな方にとって、鰻料理には欠かせない『山椒』
独特の芳香とピリリと効く辛さが特徴です。
中華料理にも「花椒(ホアジャオ)」がありますが、違いについては長くなるので、また次の機会にいたします。

わか松では、七味と一味、そして粉山椒は昔から京都産寧坂の「七味家本舗」様からのお取り寄せです。お一人分、使い切りの小袋入りです。一味には入っていませんが、七味家本舗様の山椒の香りはとても芳しいので長年使わせていただいておりました
おりました、と過去形になっていますがそれには訳があります。

それは昨季、一昨季と2季続けて全国的に実山椒が不作で、七味家本舗様は七味の量を確保するため山椒のみの販売をやめられました(T . T)。それを受け探しに探し、山椒だけは別所(飛騨山椒様)から取り寄せております。(一味と七味は変わりなく「七味家本舗」様からです)

今まで何ら問題もなく仕入れられていた食材が、仕入価格が上昇するだけではなく「急に仕入れられなくなってしまう」という事象はここのところ結構あります。異常気象やコロナ禍、そして昨年始まった『インボイス制度』までもが影響しております。困ったものです。

わか松で鰻のご注文をいただきますと、必ず「山椒はお使いになられますか?」と伺わせていただいておりますのは、これが理由です。一度お客様にご提供したものはお使いになられていなくても、廃棄となってしまいます。もったいないですよねー。今や貴重な山椒ですので、SDGsの観点からも何卒ご協力くださいませ。

因みに、徐々に実山椒の不作は解消されつつあるそうです。ひと安心  ^o^

※産寧坂
さんねいざか。 産寧坂の名前の由来は、豊臣秀吉公の正妻・ねねが清水寺に安産祈願をしていたことからと言われているそうです。
三年坂(さんねんざか)とも呼ばれています。

こちらは山椒が不作だった年の、食品メーカー「ハウス」様のホームページからの転載です。
「いつも弊社商品をご愛顧いただき、誠にありがとうございます。 今年の山椒の収穫量は、天候不順や晩霜被害等の複合的な理由により昨年比で4割減となってしまいました。 このため、お客様には誠に申し訳ございませんが、以下の商品について販売休止および販売個数制限を設けさせていただきます。」

わか松も含めて、どこも大変な思いをされておられました。
仁淀川(によどがわ)山椒 鮮やかな色が特徴 高知県の越知町の名産品です
京山椒
わか松の1尾丸ごと『うな重』
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