中日新聞の『海の玉手箱』からピックアップ!
2025-04-14
カテゴリ:食材について,季節の話題
オススメこれはウマい
タイラギ貝
昨日の中日新聞の『海の玉手箱(鳥羽水族館学芸員 杉本 幹さんの記事)』の話題です。
わか松でも長年ご提供しております「平貝(タイラガイ)」、標準和名は表題の「タイラギ貝」。
形は下の画像にある通りほぼ直角三角形をした、長さ30センチを超えるような大きな貝で、以前は愛知県(伊勢湾や三河湾)でもたくさん取れていましたが、その漁獲量は年々減少傾向で今では『準絶滅危惧種』に指定されているのだそうです。どおりで高値なわけです。本当に高価な貝となってしまいました。
やはりこの種にも温暖化現象の影響が出ているのか、近年夏期に大量死が報告されているようです。(タイラギ貝は海底の砂の中に立つように埋まっているため、この大量死は「立ち枯れ」と呼ばれているそうです。)
タイラギ貝も二枚貝ですので貝柱がふたつあります。このふたつの貝柱は大きさにかなり差があります。両方とも可食ですが通常は大きい方の貝柱を提供いたします。(わか松ではもったいないので小さい方の貝柱も貝ひもも提供いたしますが。)
とても歯ごたえのある旨みの強い貝柱ですので、おすすめメニューでお見かけになられましたら、ぜひ一度お召し上がりくださいませ。
ただ残念ながら、なかなか希少で仕入れ困難なのですが(>_<)
