彼岸そば
2025-03-20
カテゴリ:季節の話題,雑学
チェック今日は何の日
この地域にはこの風習はありませんね( ; ; )でも!
「彼岸そば」ってワード、聞かれたことありますか?
「彼岸そば」とは、春分と秋分を中心とした一週間に食べられている日本の伝統的な食べ物です。
節分そばもそうですが、年越しそばのように全国的に知られているわけではありませんが、地域によってはとても親しまれています。
彼岸そばの起源は、季節の変わり目で体調を崩しやすい時期に、胃腸に優しいそばを食べて内臓を清めようとしたことからと言われています。
お彼岸は、昼と夜の時間が等しくなる春分と秋分を中心とした一週間を指し、仏教ではこの世と浄土の距離が最も近くなるとされています。この時期に先祖をしのんでお墓参りをするのもそのためです。
食べられている地域についてですが、全国的にどこでも食べられているわけではありません。
特に食べられているのは「節分そば」と同様、そば処である信州地方や出雲地方、そばの産地である北海道の幌加内や深川市、旭川市などです。残念ながらこちら中京地域では、食べる習慣はほぼありません。
使用されている具材についてですが、肉や魚を使わない精進料理として食べることが多いそうです。
野菜の天ぷら
精進揚げとも呼ばれ、長野県や岐阜県、東北・関東の一部地域ではお供え物として揚げられるご家庭も多いようで、そばとの相性もピッタシ(わか松では『精進おろしそば』)
山菜
春のお彼岸には、わらびやゼンマイを使った山菜そばがおすすめです。
春の彼岸の時期は山菜が多く出回り美味しくなります。
水煮の山菜を使えば手軽に作れ、温かいそばにも冷たいそばにもよく合います。
きのこ
秋のお彼岸には、えのきやしめじ、椎茸などのきのこの温かい「きのこそば」がおすすめです。
えのきたけをはじめ、数種のきのこを使うことで、うまみ成分であるグルタミン酸とグアニル酸の”うま味の相乗効果”が、おいしさがアップします。
心身清める「彼岸そば」は、お墓やお仏壇を掃除してお参りする先祖供養の期間に食べる習慣のものです。
そのため、殺生を禁じる仏教の教えにもとづき、肉や魚介類を使った食べ物を避けます。
ですから、野菜やきのこ、豆類などの植物性の食材で作った精進料理となっているのです。
彼岸そばは、心身を清め、先祖や故人との繋がりを深める食文化です。
わか松といたしましては、ぜひこの地域でもお彼岸には「彼岸そば」を味わっていただき、ご家族と温かい時間を過ごしていただきたいものです。
