迎春準備
2024-12-16
カテゴリ:季節の話題,雑学
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お礼参りと新しいしめ縄をもとめに「お伊勢さん」へ
今年も、残すところあとわずかになりました。 わか松でも、ぼちぼちと迎春準備が始まっております。
先日、お礼参りに伊勢神宮を参拝し、来年用のしめ縄を用意してまいりました。これも毎年の行事となってかなりの年月が経っております。縁起担ぎで、時期と場所は絶対に変えることはありません。
このしめ縄は、お正月の時期だけではなく一年中飾っておくものなので、下の画像の通りみかんやウラジロなどは元の色とはかけ離れたものになっています。
このしめ縄のおかげで、お客様がこの下を年中笑顔でお通りいただいております。とってもありがたいことです。
わか松のものは『笑門』の文字が書かれていますが、三重県、特に南勢・志摩では、よく「蘇民将来(そみんしょうらい)子孫家門」・「蘇民将来子孫門」の文字が書かれています。この「蘇民将来子孫」についての説明については、次のとおりです。
スサノオノミコト(
素戔嗚尊/須佐之男命)が、南海への旅の途中、蘇民将来(そみんしょうらい)・巨旦将来(こたんしょうらい)という名前の二人の兄弟のいる地に立ち寄り、そこで、ミコトは一晩泊めてくれるよう二人に頼みました。弟の巨旦はとても裕福だったのですが、断りました。兄の蘇民は貧しかったのですが、親切にミコトを泊めてあげました。スサノオノミコトは喜び、蘇民に「今後、この地に悪い病気が流行ったときには、蘇民将来の子孫であると言い、茅輪(ちのわ)[茅(かや)や藁(わら)を束ねて作った大きな輪]を腰に着けなさい。そうすれば病気を免がれるでしょう」と言って、その地を立ち去った。
こうしたことからか、現在でも札に蘇民将来子孫と書いたしめ縄を飾り、家の中に邪霊が入るのを防ぐ呪符(じゅふ)の意味を持たせているのだそうです。
また、近年では「笑門」と書かれたしめ飾りもよく見かけます。これは文字どおり「笑う門には福来る」を連想させるものですが、これらのしめ飾りは一年中飾っておかれ、毎年大晦日に新しいものと取り替えられます。しめ飾りを一年中飾っておくのも、南勢・志摩地域独特の風習です。
こうしたことからか、現在でも札に蘇民将来子孫と書いたしめ縄を飾り、家の中に邪霊が入るのを防ぐ呪符(じゅふ)の意味を持たせているのだそうです。
また、近年では「笑門」と書かれたしめ飾りもよく見かけます。これは文字どおり「笑う門には福来る」を連想させるものですが、これらのしめ飾りは一年中飾っておかれ、毎年大晦日に新しいものと取り替えられます。しめ飾りを一年中飾っておくのも、南勢・志摩地域独特の風習です。
ということで、わか松ではこの風習を見習い『笑門』の文字を掲げています。