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スタッフブログ

今日は『うなぎ』の明るい話題です

2024-07-08
カテゴリ:季節の話題,わか松からのお知らせ
注目重要
長年の研究の成果!
連日の猛暑で、食べたくなるのはうなぎ。しかし、うなぎの稚魚(シラスウナギ)の漁獲量は年々減少しています。

水産庁の発表では、1957年は年間およそ200トンのシラスウナギが獲れていましたが、去年はわずか5.6トンほどまで減少しているそうです。ですからたくさんのシラスウナギを海外からの輸入に頼らなければならない年もあるそうです。
その結果、うなぎの価格もその名の通り「うなぎのぼり」。

でもここからは先の明るい話題です。
水産庁は4日、ニホンウナギの「完全養殖」についての研究成果を発表。卵を孵化(ふか)させて稚魚のシラスウナギにする取り組みで、一定の生産が可能になったとして、「商業化の道筋が見えてきた」と評価しています。2050年度までに、養鰻(ようまん)業者に供給するすべてのシラスウナギを人工飼育にすることをめざすそうです。

完全養殖で育ったシラスウナギは、2016年度には1匹あたりおよそ4万円ものコストがかかっていましたが、現在はおよそ1800円と20分の1まで削減することに成功したということです。かなり安くなりましたね。しかし、天然物のシラスウナギと比べると、まだ3倍から4倍程度になってしまうため、水産庁は「低コスト化のための技術開発を続ける」と説明しています。
現在、年間4万~5万匹のシラスウナギの生産が可能になったけれども、国内でのうなぎの消費量は年約1億匹程度なので、明るい話題ではありますがまだまだ先の長い話になりそうです。

話は変わりますが、只今わか松で提供しているうなぎは全て『新仔』です。ぜひお試しくださいませ。

『新仔(しんこ)』
うなぎの稚魚が獲れる時期は12月~4月です。 この稚魚から1年以内に大きくなったうなぎが「新仔」と呼ばれ、1年以上飼育されたうなぎが「ヒネ仔」と呼ばれます。
新仔の最大の特徴は、その柔らかい食感です。 
新仔は若く早熟な鰻のため、身も皮も非常に柔らかです。

卵から孵化して大きく育ったシラスウナギ それでもまだまだ小さいです
明るい話題ですがこれが全て完全養殖うなぎになるのはまだまだ先のようです
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