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スタッフブログ

こんな綺麗な花を咲かせます

2024-07-03
カテゴリ:その他
今日は何の日
日本銀行券に必要な植物『ミツマタ』
今日、7月3日、最新鋭の技術を駆使して偽造防止を徹底した『新紙幣』が発行されます。6月27日のブログに書きましたが、いくつもの秘技を結集した傑作なのだそうです。

最近では、プラスティック製のお札を使っている国も少なくありません。「ポリマー紙幣」または「プラスティック紙幣」と呼ばれるもので、1988年にオーストラリアで世界で初めて発行され、その後ニュージーランド、ベトナム、ルーマニア、チリなど世界で20か国以上の国々で発行されているのだそうです。オーストラリアやニュージーランドなどでは、すべてのお札がプラスティック製。

翻って、日本で使用されている1万円、5千円、千円の日本銀行券は、今日発行される新紙幣も前紙幣もすべて紙製です。
その原料に用いられる樹木「ミツマタ」は、多くがヒマラヤの山岳国ネパールから輸入されているそうです。ミツマタの国内調達は難しくなっており、ネパール産が日本の紙幣発行を支えているということになります。
日本の新紙幣を製造するために国立印刷局は一昨年度、外国産のミツマタを72トン調達。そのうち60トンがネパール産だったそうです。国産の調達量はたった6トン。
ミツマタは繊維が強く、独特の手触りがあることから、日本では紙幣の原料として昔から使われてきた。しかし国内の生産地が過疎化し調達が難しくなったため、外国産の仕入れに踏み切ったのだそうです。

食糧、石油や天然ガス、レアメタルなど海外依存のものがたくさんある日本ですが、ここに来て自分の国内で使う紙幣の原料も外国頼みとなっている現状はいかがなものかと。島国日本としては致し方ないのか。ただこれからの時代大きな問題になってくることは間違いないでしょう。

フードロスの問題もそうですが、貴重な資源はみんなで大切にしなければなりませんね。


綺麗ですね、『ミツマタの花』
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